財団法人 佐々木研究所
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SASAKI FOUNDATION

公益財団法人佐々木研究所 附属佐々木研究所
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2−2
TEL 03-3292-3286  FAX 03-3294-3290
<ご挨拶>
関谷所長
略歴
文献一覧

 佐々木研究所は、佐々木隆興を初代理事長兼研究所所長として、昭和14(1939)年、当時の文部省より財団法人として認可され、爾来70年余の歴史を持ち、「患者に役立つ研究とその支援を行い、医学・医療の進歩に寄与する」ことを理念とする民間の研究所です。平成24年度、当財団は、公益財団法人に認定され、「がんその他の疾患の予防・診断・治療の研究開発を行い、医学の進歩ならびに人材の育成を図り、より良い医療の推進、普及に努め、以って国民の健康増進に寄与する目的」を定款に定め、「医学研究を通じて国民の健康増進に寄与する」公益目的事業を行うことを新たなミッションとすることになりました。
佐々木隆興は、ドイツ留学後請われて就任した京都帝国大学内科学教授として、その後杏雲堂醫院院長としての臨床活動とともに、それと一体となる活動として医学の基礎研究にも大きな足跡を残し、研究所設立に先立つ大正13(1924)年、「蛋白質及び之を構成するアミノ酸の細菌に因る分解とアミノ酸の合成に関する研究」で日本学士院恩賜賞を受賞しています。昭和11(1936)年には、再度、吉田富三と共に「o-Amidoazotoluolの経口的投与による肝臓癌成生の実験的研究」で日本学士院恩賜賞を受賞しています。研究所設立直後の昭和15(1940)年、佐々木隆興は文化勲章を授与されています。昭和28(1953)年、第2代研究所所長となった吉田富三は、同年、「吉田肉腫の病理学的研究」で2度目の日本学士院恩賜賞を受賞し、昭和34(1959)年には文化勲章を授与されています。

 研究所設立当初の20年間におけるこれら優れた先達の研究活動の後、続く40年間は、病理部、生化学部、細胞遺伝部を設置しその維持と発展に努力を傾け、主としてがんの基礎研究分野で多くの成果を挙げてまいりました。平成16年(2004)12月に財政健全化のため、基礎研究の終了と臨床研究への特化を決定し、研究所における実験を伴う医学研究活動を停止していました。昨年、公益財団法人佐々木研究所が、研究機関として新たな出発をしたことから、附属佐々木研究所はその中枢機能を担い、公益財団法人としての評価に耐えうる研究活動の実施が要求されています。単なる基礎研究の復活ではなく、創設以来の医学研究の伝統を堅持し、患者の求めることに応える臨床研究として、実験を伴う医学研究を行うことを方針としています。患者の求めるものを医学研究課題として把握できるのは、医療の現場であり、リサーチマインドを持つ医師、その他の医療従事者です。常勤の医師やその他の医療従事者が研究所研究員を兼任して行う従来型の実験を伴わない臨床研究を継続する一方、新たに実験を基盤とする研究活動を開始しています。がんを中心に医療に邁進する附属杏雲堂病院で発掘された医学研究課題について、病院における臨床的解析と研究所における実験を基盤とする基礎的解析により答えを出し、患者に還元することが行うべき公益目的事業と考えています。
                                     (研究所長 関谷剛男)
旧佐々木研究所外観
旧佐々木研究所建物
(昭和13年〜平成元年)
佐々木隆興と
吉田富三