明治36年、福島県浅川町生まれ。 東京帝国大学医学部卒業後、佐々木研究所において,佐々木隆興と共にオルトアミド・アゾトルオールを用い経口投与法により初めて癌 (ラット肝臓癌)作成に成功。 昭和11年,「アゾ色素の経口投与によるラット肝癌の発生」により佐々木隆興と共に帝国学士院恩賜賞を受賞。 ドイツ留学後、長崎医科大学教授時代に移殖可能なラット腹水癌を発見,後に癌学会で「吉田肉腫」と命名され,癌の基礎的研究材料として多用された。